商品紹介

2026.08.15

夏の生地のはなし ― 接触冷感・吸水速乾・シアサッカーは何が違うのか

夏物の衣類を選ぶとき、「接触冷感」「吸水速乾」「シアサッカー」といった言葉を目にします。どれも夏向けの生地に使われる言葉ですが、役割はそれぞれ違います。何がどう違うのか、生地の側から見ていきます。

夏の生地のはなし 接触冷感・吸水速乾・シアサッカー

接触冷感 ― 「袖を通した瞬間」の話

接触冷感は、肌が生地に触れたときの熱の移り方に関する性質です。

人の肌より温度の低いものに触れると、肌の熱はそちらへ移動します。このとき熱が移りやすい素材ほど、触れた瞬間に「ひんやり」と感じます。熱の移りやすさは、糸の断面のかたちや繊維の密度、生地の編み方によって変わります。

この性質は、袖を通すなど、肌が生地に触れたときの感触に関わります。朝の着替え、汗をかいたあとの着替え、帰宅して部屋着に替えるとき——着る瞬間に着目した性質です。

吸水速乾 ―「汗をかいたあと」の話

吸水速乾の生地には、水分を生地表面に広げて蒸発しやすくする設計が用いられるものがあります。

「吸う」と「乾かす」は、じつは両立させにくい関係にあります。水をよく吸う素材は水を抱え込みやすく、乾きにくい傾向があるためです。そこで水分を一か所にためず、生地の表面へ広げることで乾きやすくします(具体的な作りは製品によって異なります)。

素材や生地の組織によって違いはありますが、肌への張り付きやべたつきが気になる場面に配慮した機能です。

シアサッカー ― 「触れないようにする」という発想

シアサッカーは、素材の名前ではなく織り方の名前です。

代表的には、たて糸の張り具合を部分的に変えて織ることで、生地の表面に波打つような凹凸をつくります(作り方は複数あります)。この凹凸があると生地が肌に平らに張り付かず、触れる面積が少なくなりやすいのが特徴です。

「冷たい素材を使う」のではなく、「肌と生地のあいだに隙間をつくる」という発想の生地です。なお通気性は、素材や生地の組織によって異なります。

3つの違いをまとめると

違いを感じやすい場面仕組み
接触冷感袖を通した瞬間熱が生地側へ移りやすい
吸水速乾汗をかいたあと水分を表面に広げて蒸発しやすくする設計が用いられる
シアサッカー着ているあいだ凹凸で肌との接触が少なくなりやすい

同じ「夏向け」でも、特徴が出やすい場面が違います。着る場面に合わせて選ぶと、納得のいく一枚に出会いやすくなります。

取扱商品のご案内

ここからは、リライブハウスで扱っている夏物のご案内です(上記の解説は生地一般についてのものです)。

リライブ 半袖パジャマ 上下セット(ルームウェア)22,000円税込
  • クールフィットインナー(メンズ=半袖/レディース=2部袖):接触冷感の生地を使ったインナー。各¥7,700(税込)
  • リライブ 半袖パジャマ 上下セット(ルームウェア)(男女兼用):シアサッカー素材の上下セット。¥22,000(税込)

いずれも通常のウェアです。掲載時点の情報です。取扱サイズ・カラー・在庫は店頭でご確認ください。

ご試着はお気軽に

生地の感触は、実際に触れていただくのがいちばん分かりやすい部分です。「接触冷感とシアサッカー、自分にはどちらが合うか」といったご相談も、店頭で承っています。

仙台・一番町のリライブハウス(仙台三越様すぐ)で、スタッフ一同お待ちしております。(火曜定休/月〜土 11:00〜19:00・日・祝 11:00〜18:00)